アサギの歴史

創業

創業者の浅黄岩太郎は、故郷の山形県河北町から布団をつくる職人となるため、山形市へ住み込みで働き始めました。

その後、少しづつ仕事を覚え信頼を得るようになり、念願だった自分のお店を山形市に開業しました。

明治39年3月の出来事です。

 

開業当時は製綿業を生業に、荷車をひいて一軒ずつお客様の家をまわり、注文をもらっていました。

商売が軌道に乗り、2代目・栄蔵の時代になると浅黄製綿株式会社を創立。

戦後、寝具を含めた物資が不足する中で、広くお客様に使ってもらうべく、小売業から卸業を中心に商売を行います。

浅黄製綿株式会社の創業当時

ピンチからチャンスへ

3代目・慶一からは製造規模を拡大すべく、昭和44年4月に工場を山形市の立谷川へ移転しました。
昭和57年1月には、本社を流通センターに開設。更なる事業拡大を目指し、社名をアサギ株式会社に改めます。

順調に成長していくかに見えましたが、平成に入ると状況は一変します。

バブルが弾けた影響で、アサギは深刻な業績不振に陥ってしまったのです。
社員も約3分の2に減少してしまいました。

さらに安価な中国製品の台頭が厳しい状況に拍車をかける中、社員が一丸となって知恵を絞ります。
布団とは何か、睡眠とは何か。
初心に返り、本当に心地良く、本当に身体に良い布団を作ろうと、製品開発に邁進しました。
安心できる日本製にこだわり、独自製品の企画開発を行い、試作を繰り返すことで、
高い品質と独自の技術を身に付けていったのです。

そんな努力が実を結び、徐々に業績は回復。
平成6年4月には、東京支店を開設するまでになりました。

そして、多くの皆様に支えられ、平成18年3月には創業100周年を迎えました。

浅黄寝具店

これからの100年のために

 私たちアサギは創業以来、変わらない理念があります。
「寝具を通して、快適で健康的な生活を創造する」

この言葉は時代が変わっても守り続けています。
時代が変わろうと寝具は人の生活のそばにあります。

寝具を通してお客様と共に、アサギは新たな歴史を作っていきます。

アサギの生産工場